旅の記憶。

旅で出会った風景、映画や日常など

ドバイ乗り継ぎ観光へ|歴史地区アル・シンダガ博物館とイスラム建築を巡る

前編⇩からの続き

 

機体からタラップを降りると、目の前にはビジネスクラス専用の送迎バスが待機していました。

さすがエミレーツ (笑)

 

ほどなくして到着したのは、豪華絢爛なドバイ国際空港のターミナル。

金色をふんだんに使った内装は、まさに「ドバイらしい」の一言です。

 

ロビーへ入ると、まず目に飛び込んできたのが巨大な壁画。

描かれているのは、ドバイ首長でありアラブ首長国連邦副大統領でもあるシェイク・モハメド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームです。

街を歩いていても、その存在感の大きさを感じる場面が数多くあります。

 

市街地へ出ると、あちこちで美しいイスラム建築を見ることができます。

こちらは Al Waheeda Mosque(アル・ワヒーダ・モスク)

真っ青な空を背景に、イスラム教の象徴である三日月「ヒラール」が輝いていました。

中東らしい風景に思わず足が止まる。

高層ビルが立ち並ぶ近未来都市というイメージの強いドバイですが、こうした伝統的な宗教建築も街に多数存在します。

 

 

アル・シンダガ博物館へ

続いて訪れたのは、ドバイ歴史地区にある アル・シンダガ博物館(Al Shindagha Museum)

その中でも特に有名なのが アル・マクトゥーム・レジデンス(Al Maktoum Residence) です。

ここは、かつてドバイを統治したシェイク・サイード・アル・マクトゥーム閣下の私邸として使用されていた建物。

現在のドバイ首長シェイク・モハメドの祖父にあたる人物であり、現在のロイヤルファミリーの多くがこの場所で生まれたと言われています。

ドバイの近代史を語るうえで欠かせない場所です。

 

建物の上部に見える独特な塔状の構造物。

これは ウィンドタワー(風塔) と呼ばれる伝統的な空調設備です。

エアコンなど存在しなかった時代、砂漠地帯の人々は自然の風を効率よく集め、建物内部へ送り込む工夫をしていました。

過酷な環境の中で生まれた生活の知恵が、そのまま美しい建築デザインになっているのが興味深いところです。

 

建物の壁面から木材が突き出しているのも特徴的。

これはアラビア伝統建築に用いられる チャンダル木 の梁です。

天井や壁面を補強する構造材としての役割はもちろん、装飾的な意味合いも持っています。

現代の感覚で見ると、とてもユニークなデザインに映ります。

 

続いて訪れたのは ホース・ミュージアム と キャメル・ミュージアム。

砂漠で暮らしてきたアラブの人々にとって、馬とラクダは単なる家畜ではありません。

移動や交易、生活そのものを支えてきた重要なパートナーでした。

 

施設内には数多くの馬房が並んでいます。

驚いたのは、その装飾の美しさ。

 

一つひとつの馬房に、繊細な花の彫刻が施されていました。

実用品でありながら芸術品でもある。

そんなアラブ文化の美意識を感じます。

 

博物館群はドバイ・クリーク沿いに建っています。

朝夕は川から吹く風がとても気持ちよく、散策には最高の環境です。

……もっとも、それは朝夕限定。

昼間になると容赦なく気温が上昇し、体感的には「屋外サウナ」に近い状態になります(笑)

 

ドバイといえば高温のイメージがありますが、実際に来てみると驚くのは暑さ以上に乾燥です。

気付かないうちに水分が奪われるので、ミネラルウォーターは常に携帯していました。

現地で最もよく見かけるのが、アラブ首長国連邦の定番ブランド 「Al Ain(アル・アイン)」

海水淡水化技術で作られた水にミネラルを加えて調整しているそうです。

中硬水(約75mg/L)ですがクセが少なく、日本人にも飲みやすい味。

滞在中はすっかりお世話になりました。

 

次回はいよいよエミレーツ航空A380ビジネスクラスでパリへ向かいます。

 

2017.JUL ドバイ・パリ・ペルピニャン・ツゥールーズ③へ⇩

www.tabinokioku.jp

2017年7月6日訪問

© 旅の記憶。