バルセロナに着いたのが20:30を少し過ぎた辺り。
これからバルセロナの夜を観光して明日朝のマヨルカ行きのチェックインが05:30
寝る時間どこ行った----?笑
まぁはるばるスペインまで来て、寝てるなんてもったいない!
と言うことで街へ繰り出そう。
- 【世界遺産】カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
- 【世界遺産】サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)
- 【世界遺産】サグラダ・ファミリア (Sagrada Familia)
- 【世界遺産】カサ・バトリョ(Casa Batlló)
- Air Rooms Barcelona Airport
【世界遺産】カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)

正面玄関
バルセロナ旧市街に位置し、ガウディのライバルでもあった建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって1908年に建設された。
モンタネールの最高傑作とされ、レンガ、モザイクタイル、彫刻を多用した豪華絢爛なモデルニスモ様式の装飾が特徴とされている。
1997年に登録されてから現在も世界で唯一、世界遺産に登録されているコンサートホールである。

柱の一本一本に、異なるデザインの花模様のモザイク・タイルが施されている。

ひときわ目立つこの彫刻は、ミケル・ブライの手による「カタルーニャの民謡」(La Cançó Popular Catalana)という群像彫刻。船の舳先のような形をしており、バルセロナの守護聖人サン・ジョルディや、音楽に誘われる庶民の姿が描かれている。

柱の下部を彩るのは、色とりどりのタイルを使ったトレンカディス(砕きタイル)という技法で、バラなどの花々が精密に描かれており、モンネタールが「花の建築家」との異名を持つにふさわしい華やかさがある。
【世界遺産】サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)

カタルーニャ音楽堂と同じ建築家、モンタネールにより、1930年に建設された。
モンタネールによるこれら二つの建築物が「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」として世界遺産に登録されている。
訪問時はあいにく大規模修繕を行っており、垂れ幕には、カタルーニャ語で「REHABILITEM SANT PAU PER CONSTRUIR BARCELONA(バルセロナを築くためにサン・パウを修復する)」と書かれていた。
「芸術には人を癒やす力がある」というモンタネールの信念に基づき、色鮮やかなモザイクタイルや彫刻、庭園が配置されており、「世界一美しい病院」とも称されている。
なお、現在は病院としての機能は無い。

メトロに乗ってサグラダ・ファミリア駅に到着。
階段を上がり地上へ出ると---
【世界遺産】サグラダ・ファミリア (Sagrada Familia)

おーー!これは凄い!!凄いだろうとは思ったけど、想像の上を行く凄さ。
いつかこの目で見たいと願っていたガウディの最高傑作「サグラダ・ファミリア」をついに見ることが出来た!
どこにも平らなところがない!
近すぎてファインダーどころか肉眼にも収まりきらない迫力。
過去にたくさんの教会建築を見てきたけど、そのどれとも似ていない--。
アントニ・ガウディの設計により1882年から140年以上建設が続いている未完の傑作。
完成予定は順延に次ぐ順延で、ガウディ没後100周年にあたる2026年を目指していたが、またしても順延されて、現在は2033年以降となっている。日本なら意地でも完成させていただろうけど、このあたりはいかにもスペインらしい。
生誕のファサード

「生誕のファサード」は、ガウディが唯一完成させた部分であり、キリストの誕生から幼少期までの喜びのストーリーが描かれている。
中央にはキリストの誕生を祝う彫刻。中央の門は「愛徳の門」と呼ばれている。
東方の三博士の礼拝

新約聖書のエピソードに基づき、イエス・キリストの誕生を祝うために東方からやってきた3人の賢者が描かれている。上部にある、つららのように垂れ下がった石の装飾は、ガウディが鍾乳洞などの造形を取り入れたものとのことだ。
聖母マリアの戴冠

上部に見える「JHS」は、「JESUS HOMINUM SALVATOR(人類の救世主イエス)」の意味。
緑色の窓のような空間(ティンパヌム)の中には、イエスが母マリアに冠を授ける「聖母戴冠」の場面が彫られている。
生命の木

生誕のファサードの最上部に位置する「生命の木」
糸杉(サイプレス): 一年中緑を絶やさないことから「永遠の命」を象徴している。
白い鳩: 神のもとへ集まる「信者の魂」や「平和」を表している。
頂上の十字架: 木のてっぺんには、赤地に白いX型の十字架(聖アンドレの十字架)と、聖霊を象徴する鳩が配置されている。
ここまでの一連の流れは、地上でのイエス誕生から、聖母の栄光、そして永遠の命(生命の木)へと至る「天への昇天」を塔全体を使って表現している。
4本の鐘楼

サグラダ・ファミリアには最終的に18本の塔が建てられる予定だ。
塔の先端にある色鮮やかな装飾は、司教の権威を象徴する杖(バクルス)、指輪、ミトラ(司教冠)をモチーフにしている。
塔の側面には、「Excelsis(いと高きところに)」や「Hosanna(神を讃えよ)」といった賛美の言葉が刻まれており、地上から見えない高いところまで、こだわり尽くした建築に驚くばかり。
光の教会

ガウディは「光の教会」を目指して設計しており、各所のステンドグラスにも緻密な設計が施されている。
東側(生誕のファサード側): 朝の光を象徴する、爽やかな青や緑がメイン。
西側(受難のファサード側): 夕日の沈む時間帯に合わせて、燃えるような赤やオレンジがメイン。
また、聖堂の柱は「樹木」をモチーフにデザインされており、ステンドグラスから差し込む光は、まるで木漏れ日のように聖堂内を照らし出す。日の出から日没まで、太陽の動きに合わせて刻一刻と変化する聖堂内の光の色は、まさに奇跡と言うしかない。
水鏡の絶景

少し離れて池越しに教会を見ると、思わず息をのむ光景が広がっていた。

見事な水鏡である。
受難のファサード

教会の反対側へ回ると様相が一変する。
「生誕のファサード」がキリストの誕生の喜びを表現して装飾が多かったのに対し、こちら側の「受難のファサード」は、キリストの受難と死を中心に描いているため、華美な装飾も排され、無数にあるスリットも直線的で無機質なデザインとなっている。

中心には十字架にかけられたイエスの姿が見える。イエスの顔が下を向いており、あえて「神」ではなく「苦しむ人間」としての姿を強調している。
ガウディはこちら側を、「見る者に恐怖を与えるような場所にしたい」と考え、重苦しい雰囲気が演出されているようだ。

左が大ヤコブ(IACOBUS)、右がバルトロマイ(BARTHOLOMEUS)の像。
どことなくガイコツみたいな雰囲気だ。
【世界遺産】カサ・バトリョ(Casa Batlló)

独特すぎる外観がひときわ目を引くこの建物は、実業家ジョセップ・バトリョの依頼によりアントニ・ガウディが既存の個人住宅を改築した。
サグラダ・ファミリアなど一連の世界遺産「アントニオ・ガウディの作品群」にあとから追加された。

全体的に海をイメージしており、ガウディらしい曲線美に溢れている。

外壁はガラスや陶器の破片によるモザイクにより、海面に浮かぶ泡や光の反射を表現したらしい。仮面やガイコツのように見える特徴的なバルコニーは、夜に見るといっそう薄気味悪く、現地では「骨の家」と呼ばれるのも納得してしまう。
没後100年経った今も見る者を魅了し続けるガウディ。
その類い希な世界観の答えは・・・今となってはもう誰も知ることは出来ない。
1926年、ガウディは日課の礼拝に向かう途中でトラムに轢かれてその生涯を閉じた。
73歳だった---
******************************************
駆け足でバルセロナの夜を駆け回り、気づくと時計の針は深夜0時を回ってしまった。
まだまだ見たいところは山ほどあるが、朝も早いので次回のお楽しみということにしよう。
初訪問が夜となり、夜景ばかりになってしまったが、それはそれで観光客は少ないし、ライトアップも最高で、素晴らしい景観を楽しむことが出来た。
Air Rooms Barcelona Airport



今夜の宿は、バルセロナ空港ターミナル1内にあるトランジットホテル。
EUR105(12,542円)だったが、客室、シャワールームとも快適だった。
何より夜遊びし過ぎても空港内にあるので、翌朝の移動の心配をしなくて良いのは大いに助かる。
宿泊だけでなく、3〜6時間のデイユースも可能らしい。
次の訪問地マヨルカへ⇩
2011年7月8日 2011夏ドイツ・スペイン・スイス⑤