シーズンオフの沖縄。
冬の沖縄は、夏の喧騒とは無縁の、ゆったりとした時間が流れている。
そんな空気を感じたくて、12月のある日、私は沖縄へ向かった。
今回の旅の目的地は、沖縄本島ではなく離島。
宮古島にしようか、それとも石垣島にしようか・・・。
まぶたに浮かんだのは遠い昔に雑誌か何かで見た景色。
エメラルドグリーンの海に、一本まっすぐに伸びる橋。
その風景を、一度この目で見てみたかった。
その橋の名前は・・・池間大橋。
こうして今回の旅先は、宮古島に決まった。
- 羽田から那覇へ コールドムーンが見えた!
- 那覇から宮古へ 珊瑚礁の海を飛ぶ50分の絶景フライト
- 宮古空港でレンタカーを借りる
- さんぴん茶
- 宮古島の絶景スポット「砂山ビーチ」
- 念願の池間大橋へ
- 池間島でサザエのつぼ焼きを食べる!
羽田から那覇へ コールドムーンが見えた!
羽田から宮古島へ行くには那覇で乗り換える必要がある。
直行便も無いわけではないが、便数が少なく乗り換えの方が旅程が組みやすいのだ。
羽田を早朝6:45に出発するANA993便、機材はB767-300(JA8971)
那覇には9:30に到着する。

お約束の富士山。やはり富士山は雪を頂いている姿の方が好きだな。


プレミアムクラスの朝食は簡単なボックスランチ。
熱々のクラムチャウダーがとても美味しかった。

機窓から満月を見ることが出来た。あとで調べたらこの日の満月は「コールドムーン」と呼ばれているらしい。
那覇から宮古へ 珊瑚礁の海を飛ぶ50分の絶景フライト

那覇空港から宮古空港へ向かうのは、ANA1723便、機材はB737-700(JA18AN)
那覇ではオープンスポットからのボーディングだった。

宮古島までのフライト時間は、およそ50分。

短いフライトだが、窓の外に広がる景色は格別だった。
眼下には、青く輝く珊瑚礁の海。
沖縄の離島に来たのだという実感が、じわじわと湧いてくる。
宮古空港でレンタカーを借りる

宮古空港へ到着。
空港の建物は、どこか特徴的な形をしている。
何をモチーフにしたデザインなのだろう。
空港に到着すると、すぐにレンタカー会社へ電話。
しばらくすると迎えに来てくれたのは、真っ黒に日焼けした感じのいいおっちゃんだった。
「何泊の予定?」
「今晩の便で帰ります」
「仕事で来たのかい?」
確かにそう思うのも無理はない。
冬の沖縄の離島へ、男ひとりで日帰り観光なんてあまりいないだろう。
「いや、遊びに来たんですよ。どうしても池間へ行ってみたくて」
実は「池間」という場所をよく知っていたわけではない。
ただ昔、何かの写真で見た
“エメラルドグリーンの海にかかる一本の橋”
それが池間大橋だと書かれていたことだけを覚えていた。
その景色を、ずっと見てみたかったのだ。
おっちゃんは少し不思議そうな顔をしていたが、どうやら怪しい人物ではないと理解してくれたようだった。
そして出発前に、ひとつアドバイスをくれた。
「おじいやおばあの運転する車には注意して。
まわりを見ないで交差点に突っ込むから、事故が多いさ〜」
……。
周りを見ずに突っ込んでくる車に、どう注意すればいいのだろう。
さらにもう一言。
「返すときは空港の駐車場に止めて、鍵は付けっぱなしでいいさ〜」
やはり沖縄の離島はどこまでもおおらかだ。

宮古島の相棒
さんぴん茶
では、おじいやおばあの車に注意しながら出発しよう。
最初の目的地は、砂山ビーチ。

その前に空港の売店で、沖縄の定番ドリンクを購入する。
さんぴん茶。
ちなみに、うっちん茶(ウコン茶)は独特の土っぽい香りがあり、私は一度飲んで以来買っていない。
宮古島の絶景スポット「砂山ビーチ」

砂山ビーチは、宮古島でも特に有名なビーチのひとつ。
駐車場に車を停めて、ビーチへ向かう。
シーズンオフということもあり、停まっている車は地元のものが2台だけだった。

白い砂を踏みしめながら、文字通りの「砂山」を登っていく。
そして頂上を越えると――

目の前に広がったのは、想像を超える景色だった。
思わず声が出る。
「おー!」

真っ白な砂浜。
透き通る海。
そして宮古島の風景として有名な、あの岩のアーチ。
ついに宮古島へ来たのだと、実感が込み上げてくる。

浜辺へ降りてみた。
そこには、誰もいない静かな海が広がっていた。
サラサラのパウダーサンドが足に絡みつく。
そして12月とは思えないほどの、鮮やかな海の青。
私は何度も深呼吸をした。
念願の池間大橋へ
次はいよいよ、この旅のハイライト。
池間大橋へ向かう。

池間大橋は、宮古島と池間島を結ぶ橋で、全長は1,425m。
橋へ近づくにつれて、海の色がどんどん鮮やかになっていく。
そして――
ついに橋の上へ。
橋の下には、どこまでも広がるエメラルドグリーンの海。
車を止めてじっくり景色を見たかったが、残念ながら橋の上は駐停車禁止。
それでも、この景色を見られただけで宮古島に来た価値があった。

海の向こうには、神秘の島として知られる大神島も見える。
島内には立ち入り禁止の聖地が多く存在するという。
池間島でサザエのつぼ焼きを食べる!

橋を渡りきったところに、小さなドライブインがあった。
店の名前は 「海美来」。
何と読むのだろう。
中へ入ってみると、海ぶどうなどの海産物が並んでいる。
名物はサザエのつぼ焼きらしい。
さっそく注文。

しばらくすると、おばあが熱々のつぼ焼きを持ってきてくれた。
店の外で、真っ青な海を眺めながら食べることにする。
一口食べると、磯の香りが口いっぱいに広がった。
うまい。
宮古島ドライブはまだ続きます。
このあと池間島を一周し、東平安名崎や与那覇前浜ビーチへ向かいます。
宮古島一周ドライブ後編はこちら⇩