ANAは13年連続で「世界最高の5スター」を獲得しているらしい。
5スターの評価とは。
何がどう凄いのかは漠然としているが、とにかく何かが凄いのだろう。
だが今回、羽田発バンコク行きのビジネスクラスに乗って、私はこう思った。
「5スターって、どこを見て付けてるんだろう?」
時代とともに“少しずつ変わってしまった何か”についての記録だ。
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ANAラウンジを出発してゲートへ向かう。
スポット67Aは南側サテライトの一番遠くにあった。
すでにボーディングが始まっている。
ANAとJALは、チェックイン時に機械で顔を登録すると、Face Expressなるシステムでパスポート提示や搭乗券を提示することなく顔パスでゲートを通過できるらしい。

前の客は引っかかって係員による確認となったが、私は無事に「顔パス」された。

座席は9A
フルフラットになる座席が互い違いに設置されたスタッガード配列。
決して広くは無いが、この空間が妙に落ち着く。

近距離路線なのでアメニティは歯ブラシ、アイマスク、耳栓など必要最小限なものが置いてあった。


9Aは赤く囲ったBコンパートメントにあり、10席しかない個室感溢れる空間。
私は狭い空間が好きなので好んで指定している。



NH849便は日付変わったばかりの00:05に羽田を出発する。
離陸後、機内はすぐに消灯モードになり、バンコク到着2時間前に朝食が出る。
着席するとCAさんが、
・朝食を食べるかどうか
・食べるとしたら和食か洋食か
・私が寝ていた場合に起こすかどうか
を尋ねに来た。
せっかく久しぶりのビジネスクラスの食事だし、起こしてもらうことにした。

離陸してベルトサインが消えたと同時に座席をフルフラットにし、置いてあったマットレスを敷いて即就寝 (笑)
♫チロリロリロリーン(ドラクエ宿屋の目覚めの音)
横向きで寝ていた私は、結構な強さで腰を叩かれていた。
耳栓をしていたのでCAさんの声は聞こえず、軽くトントンくらいでは反応が無かったようだ。
時計を見るとバンコク到着1時間15分前だった。(日本時間06:05)
2時間前から食事タイムが始まっていたが、サービス終了ギリギリまで寝かせてくれたらしい。

朝食は和食をチョイス。メインは「銀ガレイと揚げ豆腐のトマトあんかけ」
なぜトマト?
メニューを見ただけでは味の想像が付かなかったけど味は美味しかった。

食後に何かお持ちしましょうか?と聞かれコーヒーを頼んだらまさかの紙コップ登場。
以前ならビジネスクラスであれば陶器のカップとソーサーだったけど、最近のANAは紙コップになったのか。
そういえば以前はメニューは持ち帰り自由で、旅の記念に持ち帰ったことがあったが、今回はCAさんが回収に来た。
スリッパも以前は持ち帰り用の袋と靴べらが付属しており、旅先のホテルで重宝していたのだが、今回はスリッパ単体で置いてあり、「持ち帰り用の袋が必要な方はCAまで申し出て下さい」との注意書きが入っていた。
わざわざ申し出なければならないのか・・。
「袋くれ」と言うくらい簡単なことかも知れないが、多くの「日本人」にはちょっと抵抗があるのでは (苦笑)
ヘンに自分がカッコつけてるだけかな (笑)

「ビジネスクラスは機内Wi-Fiが無料です」とモニターに表示されていた。
パスワードは座席ごとのモニターに表示されるのかと探したら、パスワードはCAに申し出て受け取るシステムらしい。
で、CAさんが持ってきたのがコレ。
裏面に銀のスクラッチ部分があり、そこを削るとパスワードが出てくるらしい。
「削るコインとか持ってねーし」
ていうか、CAさんが客に手渡すなら、フツーにパスワード書いた紙で良くね?
なんでわざわざスクラッチで隠して、ひと手間かけさせる必要があるん?
爪で削ってみたが、紙質が柔らかいのでうまく削れない。
オーバーヘッドの荷物の中から苦労してコインを探しだし、ようやく削ることが出来た。
しかし今度は出てきた文字列が小さいww
こんな小さなアルファベットのコードとメールアドレスを暗い機内で打ち込まなきゃいけないのか・・。
確かシンガポール航空は、ログイン画面に名前と座席番号を打ち込むだけだった。
え?天下のシンガポール航空と比べるなって?

一貫して高品質なサービスが提供できている点、さらにグローバルなお客様の多様なニーズを深く汲み取り、継続的にサービス改善を行っている点が高く評価されました。
<ANA公式サイトより>
13年連続で世界最高の5スターを受賞しているANAだから、シンガポール航空にも引けを取らないかと思ったものでw
近年、ANAのLCC化が凄まじいと耳にすることが多かったが、なるほどねと思った。


05:20(日本時間07:20)フライトタイム6時間50分で バンコク・スワンナプーム空港に到着。
最近、アジア各国で入国審査の待機列が長すぎることが問題になっている。
ここバンコクも、昼間のピーク時には1時間半待つとか、ざらにあるらしい。
今回は幸いにして早朝着なのでそこまで混んではいなかったが、それでも他の便と重なりそこそこの列ができていた。
確かビジネスクラスの乗客は優先のファストトラックを利用できたはずだが、そのような表示が見当たらない。
現地の係員に聞いたらこっちへ来いと案内してくれた。
向かった入国審査カウンターは待ち人3組ほどですんなり通過できた。
こんな情報も5スターのANA機内では教えてくれないので、ANAで旅する際はLCCに乗るつもりの覚悟を持って、事前の情報収集と自己努力が求められる。

いつもの両替所へ向かう。
1パーツ5円!!ひょえー
1万円で2000バーツ。計算が簡単だよねと笑うしかない。
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ANAは5スターであり続けている。13年もの間。
ただし、それを実感できるかどうかは、乗る側の期待値次第だ。
次にANAに乗るときは、期待よりも準備を、少し多めにしていこうと思う。
第1話⇩
2025年12月 搭乗