
すっかり日が沈んだ尺別駅。
列車は今日も定刻にやってきた。
降りる者は・・・いない。
乗る者も・・・いない。
明日はいるだろうか・・・。
それでも列車は明日もあさっても尺別にやってくるだろう。
ここ尺別には何もない。
しかし、それでも暮らしを営んでいる人たちがいる。
この原野の駅に毎日列車が来ること。
それは、この地にとって外界とつながる最後の絆。
たとえ誰も乗り降りしなくても、今日も列車がやってくる。
そのことは、この地にとって、とんでもなく大事なことなんだ・・・。
暗闇のホームでひとり、そんなことを考えていた。
2010年8月28日訪問