映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」が10/17に公開された。


【映画ストロベリームーン チラシ】

【映画ストロベリームーン公式サイトより】
映画を見てブログを書こうと思ったなんていつぶりだろう・・・
昔のブログを見返してみると、なんと15年前の「ハナミズキ」以来だった。
そしてその懐かしいブログにはこう書いてあった。
>突然ですが・・・「地方舞台の青春純愛もの」が"ツボ"なので(笑)
まったく成長していない・・・
よく言えばブレていない(笑)
今回の「ストロベリームーン」もまさに「地方舞台の青春純愛もの」である。
この映画を知って、公開日をカレンダーに書き込んで楽しみにしていたのだけど、公開週は運悪く仕事が立て込んでしまい、翌週末に行くことに。
恋愛映画だし、劇場内はカップルだらけだろうな・・
オッサン1人はちょっとハードル高いかな・・
などと考えつついつものイオンシネマへ。

上映は1日1回だった。劇場は中位の大きさだろうか。
席はほぼ埋まっていた。

主演の當真あみについては、正直よく知らなかったのだが、娘から「パパの好きなタイプの女優さんだよ」と聞いていた。
いつの間にそんな観察眼が鋭くなったのか・・・図星じゃないか(笑)
見終わった私はすっかり彼女のファンになっていた。
その「彼女」は、劇中の桜井萌なのか女優の當真あみなのかは自分でもまだ分からない。
タイトルどおり、余命半年の彼女が恋をする物語だが、余命モノにありがちな暗さはない。病気の説明やツラい治療も出てこない。なんなら医者もほとんど登場しない潔さ。
そう、この映画は余命モノではあるが、難病モノではないのだ。
昔ハマった「セカチュー」は前半こそハッピーオーラ全開のTHE青春ストーリーだが、突然病気発覚。徐々に病状が悪化してからは辛い辛い治療が続き、見ているこっちも可愛そうでとても見ていられなくなってきたのを覚えている。
しかしこの映画は違った。萌(當真あみ)が余命半年と宣告されてから、それまで出来なかったこと、我慢してきたことを諦めることなく、前向きにその短い青春、短い命を全力で駆け抜けようとする彼女の生き様が爽やかに描かれていた。
そう!「爽やか」なのだ。登場人物もみんな優しく前向き。いつも誰かを応援してる。
そして何より當真あみが眩しい!可愛すぎる!そして強い!
講堂で萌からの告白を断った日向(斎藤潤)に対するマシンガンのような「ちょっと待ったコール」(懐) はとても痛快だった。
可愛くて前向きで明るくてちょっと天然な萌を見事に演じきった當真あみの演技力や表現力がとにかく素晴らしかった。台詞にないちょっとした仕草や表情が本当によい。
そしてそんな彼女の魅力を、画面いっぱいに切り取ってくれた酒井監督とカメラさんに心から感謝したい。
そしてこの映画に最も大事な彩りを添えているのは麗(池端杏慈)だろう。
子どもの頃から日向に密かな思いを寄せ続ける麗。親友の萌が一目惚れした相手が同じ日向だと知り動揺し、親友を応援したい気持ちと自分が日向を思う気持ちがぶつかって葛藤していくのだろう・・・。と思うじゃん普通?!
しかし麗は全力で萌の短い初恋を応援していく。萌が病気で可愛そうだからとかそう言う気持ちはまったく無かったのだと思う。そこにあるのはただ親友を思う気持ち。
そして萌にとっても人生で一番叶えられて嬉しかった夢は、恋人ではなく「親友が出来たこと」だという。
もうこんなの涙腺決壊ですよ。。

【映画ストロベリームーン 公式パンフレットより】
この映画は間違いなく萌と日向の「ラブストーリー」なんだけど、同時に家族愛、萌と麗の友情を描いたサブストーリーも大きなウエイトをしめているのではないかと思う。 そういう意味ではこの映画は、登場人物のそれぞれが絡み合った大きな意味での「ラブストーリー」とも言えるのかもしれない。
そして私が最も胸を打たれたのは萌の両親によるこのシーン。
"映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』公式🍓🌕 on Instagram"
迫りくる萌の余命。
父と母は、堪えきれずに涙を流す。
あまりに切なく儚い親子の絆を映し出した“本編映像”が公開 ⸝꙳.⋆
同じ娘を持つ父親として、父、康介(ユースケ・サンタマリア)の思い。自分の力ではどうすることも出来ない切なさとやるせなさ。そんな中でもここまで成長して、立派に恋まで出来るようになった嬉しさと少しの寂しさがとても胸に刺さった。そして母、美代子(田中麗奈)の感情がほとばしるシーンに涙しない親世代はいないだろう。
こんなにも心揺さぶられながら、見終わった後に心が浄化され爽やかな気分になった。そして幸せな気持ちにもなった。
自分も一瞬一瞬をもっと一生懸命生きなきゃもったいないと思えた。
そんな気持ちになる素敵な映画だった。
まだ公開中なのでぜひ劇場に足を運んでみてください。
唯一、大人になった日向だけは。 何だかなぁ・・・笑
ストロベリームーンのロケ地巡り⇩
2025年10月26日 鑑賞